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憲法の解釈変更を、許してはならない [時事問題]

鳩山政権の平野官房長官は、内閣の判断で憲法九条の解釈変更ができる、という見解を示しました。
これは、政治信条の違いによることなく、立憲政治体制として、決して許してはならないことです。

「官房長官、将来の憲法9条解釈変更に含み」:イザ!
(2009/11/04 20:18)
平野博文官房長官は4日の記者会見で、集団的自衛権の行使を禁ずる政府の憲法9条の解釈について「世界の状況が大きく変わったときに、どう対応するかに当たっての解釈は、政治家で構成する内閣が責任を持って判断する」と述べ、解釈変更の可能性に含みを残した。


そもそも憲法とは、国王や政治家などの権力者の権力を制限するものです。
時の権力者によって自由に解釈できるものではありません。
従って、タカ派の代表格とも言われた安倍政権ですら、解釈変更ではなく、複雑で困難な手続きが必要な「改正」を目指したのです。
それなのに、鳩山政権あるいは民主党は、権力さえ持てば自由に解釈できる、という考えを持っているように見えてしまいます。
以前には、小沢代表(当時)が、国連決議さえあれば自衛隊を国際治安支援部隊(ISAF)に参加させられる、という考えを表明しています。
他にも、直嶋正行経産大臣が、似たような考え方を表明したこともあるようです。
民主党の小沢代表が月刊誌に寄稿 国連決議に基づく活動参加に前向き 国際ニュース : AFPBB News
(2007年10月08日 23:04)
インド洋での海上自衛隊の給油活動継続に反対する民主党の小沢一郎(Ichiro Ozawa)代表は、9日発売の月刊誌「世界」に寄稿した論文で、アフガニスタンで活動する国際治安支援部隊(ISAF)など国連決議に基づく活動への自衛隊派遣に前向きな姿勢を示した。・・・
小沢氏は論文の中で、「国連の活動に積極的に参加することは、たとえ結果的に武力の行使を含むものでもむしろ憲法の理念に合致する」と述べている。・・・


ISAFや国連軍への参加となると、通常の軍隊組織の命令系統に組み込まれることになります。
敵組織への先制攻撃や、もしかしたら民間への誤爆なども含む作戦に、自衛隊員が加担させられることになる、という点で、イラク派遣の時とは比べられない程に、自衛隊ならではの存在意義が揺らいでしまいます。
集団的自衛権がどうのこうのというレベルをはるかに越える大問題です。

このような姿勢を「民意を反映した政治家による主導」などという美名(?)の下で許し続けてていると、政治家が暴走し始めた時の歯止めがなくなってしまうことになります。
その結果としての権力の暴走は、保守派にとっても共産主義にとっても中道派にとっても、もっとも警戒すべき事態です。
政治信条の違いを問わずに協力して、“憲法の解釈変更”などという暴挙が平気な政治家たちを牽制するべきだと思います。



なお、憲法九条や自衛隊に関連する私の考えは、“反戦平和の立場からの憲法改正”です。
軍事力の放棄をうたいながらも解釈改憲を重ねて自衛隊を維持している、というような現状こそが、“権力さえ持てば自由に憲法を解釈できる”と政治家が言い放つような、もっとも危険な事態を許してしまっているのです。
自衛隊について憲法に書き込むことによって、自衛隊の意義と限界とを共に明らかにしたい、というのが、私の考えです。
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