花王のエコナをバッシングすると食品の安全が保てなくなる [時事問題]
エコナのような“油もどき”が健康に悪くないはずがない、と思っているので私自身は使う気になりませんが、それは主成分の話。
今回の微量成分「グリシドール脂肪酸エステル」に由来する販売自粛については、むしろ花王を誉めるべきだと思います。
そもそもグリシドール脂肪酸エステルという物質は、一般の食用油にも含まれているものです。
つまり、微量であれば問題がない、あるいは仕方ない、と判断すべき物質です。
エコナについては、比較対象によっても異なるようですが、一般の食用油に比べて10倍から100倍程度の含有量とのこと。
それを多いと見るか少ないと見るかは判断の分かれる所でしょうが、現時点では有害性が証明されていないこと、もちろん法律などによるしばりもないこと、などにより、即時の販売停止が必要とまでは言えない状況でした。
従って、花王が自ら発ガン可能性の疑いを発表して販売自粛に踏み切った姿勢は、だまってそのまま売り続けることに比べれば、はるかに良心的な対応だった、と言えます。
一方、一部で見られる花王エコナへのバッシングがさらに強くなると社会的にどんな影響があるか、をかんがえてみましょう。
他の企業が似たような状況に陥った時には、だまってそのまま売り続ける、という選択をする可能性が高くなってしまいます。
宣伝を控えて少しづつ販売量を減らし、悪材料が明らかになる前に自然に撤退してしまおう、と考えるわけです。
悪材料が見つかったら何が何でもバッシングする、という態度は、問題は隠ぺいせよ、という誤ったメッセージを企業に与えてしまうのです。
黙っていたことに対しては強く責め、自ら発表した場合には少なくとも企業姿勢について誉める、という態度こそが、一般の消費者にとっての利益になるのではないでしょうか。
ただし、はじめにも書いたとおり、エコナの主成分であるジアシルグリセロール自体が、伝統的な食品にはほとんど含まれない合成物質であることから、私はエコナを使う気にはなれません。
人間の消化や代謝の働きの途中までは油として働きながらも最終的には「吸収されにくい」、なんていう物質が、人間の身体に何らかの悪影響を持たないわけがありません。
ごく単純に考えても、脂溶性のビタミンまでが吸収されにくくなるのでは、といった疑問に思い至ります。
健康的な油を求めるのであれば、不飽和脂肪酸が多いオリーブ油などを使うべきでしょう。
ただし、そういう油が酸化するとかえって固まりやすい油になるので、新鮮さや保存方法にも気を遣い、強く加熱する料理には使わない、などの注意も必要です。
こういった知識は、高校レベルの化学で学ぶ内容だったと思います。
そういう知識によって自ら判断すれば、サプリメントや特定保健用食品の中には効果の疑わしいものが多いことも分かります。
今回の微量成分「グリシドール脂肪酸エステル」に由来する販売自粛については、むしろ花王を誉めるべきだと思います。
「花王、「エコナ」全製品を販売自粛」:イザ!
(2009/09/16 17:01)
花王は16日、特定保健用食品「エコナ」シリーズ全商品について、17日に出荷を停止し、販売を自粛すると発表した。・・・
商品に「グリシドール脂肪酸エステル」が多く含まれ、発がん性のある「グリシドール」という物質に分解される可能性があるため。同社では、「安全性に問題はない」としているが、グリシドールに分解されるメカニズムや可能性がよく分かっておらず、欧州を中心にグリシドール脂肪酸エステルの安全性を懸念する声が高まっていることから、販売を見合わせることにした。・・・
そもそもグリシドール脂肪酸エステルという物質は、一般の食用油にも含まれているものです。
つまり、微量であれば問題がない、あるいは仕方ない、と判断すべき物質です。
エコナについては、比較対象によっても異なるようですが、一般の食用油に比べて10倍から100倍程度の含有量とのこと。
それを多いと見るか少ないと見るかは判断の分かれる所でしょうが、現時点では有害性が証明されていないこと、もちろん法律などによるしばりもないこと、などにより、即時の販売停止が必要とまでは言えない状況でした。
従って、花王が自ら発ガン可能性の疑いを発表して販売自粛に踏み切った姿勢は、だまってそのまま売り続けることに比べれば、はるかに良心的な対応だった、と言えます。
一方、一部で見られる花王エコナへのバッシングがさらに強くなると社会的にどんな影響があるか、をかんがえてみましょう。
他の企業が似たような状況に陥った時には、だまってそのまま売り続ける、という選択をする可能性が高くなってしまいます。
宣伝を控えて少しづつ販売量を減らし、悪材料が明らかになる前に自然に撤退してしまおう、と考えるわけです。
悪材料が見つかったら何が何でもバッシングする、という態度は、問題は隠ぺいせよ、という誤ったメッセージを企業に与えてしまうのです。
黙っていたことに対しては強く責め、自ら発表した場合には少なくとも企業姿勢について誉める、という態度こそが、一般の消費者にとっての利益になるのではないでしょうか。
ただし、はじめにも書いたとおり、エコナの主成分であるジアシルグリセロール自体が、伝統的な食品にはほとんど含まれない合成物質であることから、私はエコナを使う気にはなれません。
人間の消化や代謝の働きの途中までは油として働きながらも最終的には「吸収されにくい」、なんていう物質が、人間の身体に何らかの悪影響を持たないわけがありません。
ごく単純に考えても、脂溶性のビタミンまでが吸収されにくくなるのでは、といった疑問に思い至ります。
健康的な油を求めるのであれば、不飽和脂肪酸が多いオリーブ油などを使うべきでしょう。
ただし、そういう油が酸化するとかえって固まりやすい油になるので、新鮮さや保存方法にも気を遣い、強く加熱する料理には使わない、などの注意も必要です。
こういった知識は、高校レベルの化学で学ぶ内容だったと思います。
そういう知識によって自ら判断すれば、サプリメントや特定保健用食品の中には効果の疑わしいものが多いことも分かります。







りぼんさん Nice!ありがとうございます。
by plant (2009-10-03 05:05)
VINNY7さん Nice!ありがとうございます。
by plant (2009-10-06 01:13)